第45回 USCPAへの道(WA州ライセンス取得②)

USCPA

<第45回の主な対象読者>>

・USCPAで無事全科目合格された方、ライセンス取得について検討されている方(特に、ワシントン(WA)州受験合格者で、WA州ライセンス取得検討の方向け)。また、これから合格を果たす方向けの事前知識として。

・縁あって、このブログにたどり着いてくださった方!

<<本編>>

第18回 USCPAへの道(ライセンス取得①)(下記をご参照ください)からずいぶんと日にちが経過してしまいましたが、続きをアップいたします。これは、私の備忘のための記録でもあります。

ここからは、具体的なライセンス取得手続き手順をアップいたします。私はワシントン州(WA州と表記します)ライセンスを取得しました。(私にとっては)驚くほど難易度の高かったWA州Ethics(倫理試験)で苦戦した話などもあります。本試験では幸運に恵まれて全科目ストレート合格でしたが、WA州Ethicsでは2回落ちまして、3度目の正直でした。そのあたりもアップいたします。

私の場合、2019年12月初旬の無事4科目の合格を確認したのち、早速にライセンス取得に向けて動きました。このライセンスの取得の要否などは個々人で事情が違うと思います(第18回ライセンス取得①ご参照)。

1点注意事項があります。US会場以外で受験する場合(International USCPA Exam)、全科目合格から 3 年以内にライセンスを取得することへの同意が求められていますが、皆さんご記憶でしょうか。NASBAのCPA CENTRALでアカウントを作成した際、あるいは受験会場での端末操作時にこの同意をもとめられたと思います。「全科目合格から 3 年以内にライセンスを取得しない場合は、合格実績が失効する可能性があること」が記載されており、アビタス社もこの点の注意喚起しています。

さて、私は仕事上の事情もあり、いち早くライセンスを取得したいと考えていました。そのため、全科目合格判明後即日、具体的なライセンス取得に向けた検討を急ぎました。

予備校を利用していた方は、まずは、ぜひ、ライセンス取得に向けた予備校の案内をご確認ください。私はアビタス社の教材を使って学習をしていまして、ライセンス取得に向けた案内・資料にアクセスすることができました。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

WA州受験合格者による、WA州ライセンス取得に向けた手続きは、大きくは次のとおりです。なお、他州受験合格者がトランスファーによりWA州ライセンス取得をされる場合には、WA州教育要件充足や他州で合格済の証明などで追加的な手続きが必要となるようです。

1.(前提)ライセンス取得のための実務経験の確認とVerify CPAの実務経験承認の取り付け方の確認、ライセンス取得に向けた作戦立案:←もっとも大事です。

 ※私の場合、急ぎであったため、ライセンス取得までフルサポートありのプロアクティブ社のサービスを利用しました。サービス申込12月11日

2.AICPAのEthics(倫理試験)の購入(US189ドル、時期により割引クーポンあり)及び受験(合格基準90%(WA州ライセンス取得のためには一般基準の70%ではなく90%が必要です):即日完了可、難易度低

 ※私の場合、AICPAのWEB上で割引クーポン表示があったため、それを利用して購入(20%引きのUS151ドル)、即日受験し100%で合格12月12日

3.WA州のEthics(倫理試験)の受験(合格基準90%):無料、ワシントン州会計士委員会へのID申請に数日、ID取得後即日受験可能も難易度高!

 ※私の場合、ID申請をAICPAのEthics前の12月11日に行い、時差で翌日12月12日にはID取得。初回受験12月14日でFail(87%で一問足らず)、同日IDのActivate依頼、(週末を挟み)12月17日Activate完了、同日再受験もまたFail(87%で一問足らず)、直ちにIDのActivate依頼。12月18日Activate完了、同日の再々受験でようやく合格(ぎりぎり90%)

4.ライセンス申請(各種必要書類を添えて):WA州会計士委員会のWEBサイトでID開設(自動承認)。ライセンス申請料US330支払、その後オンライン申請(必要書類はアップロード)

 ※私の場合、あらかじめ職務経歴書(CV: Curriculum Vitae )と実務経歴証明書(Experience Affidavit)をドラフトしておき、プロアクティブ社のレビューを受けていました(12月14日)。また、ID開設は12月21日に実施。WA州のEthics合格後に、Verify CPAによるインタビュー実施(12月22日)、同日ライセンス申請料を支払い、オンライン申請を完了。

5.ライセンス申請への承認:e-mailにて承認連絡、特段の不備がなければ10日程度で承認さらにそこから2週間後を目途にCertificateが郵送で到着

 ※私の場合、ライセンス発行を1月付としてもらうよう12月22日時点でWA州会計士委員会に依頼メール送信していました。年明け1月3日にライセンス承認受領、1月下旬にCertificate受領。

以下、1-3の各項目を補足いたします(4-5は省略いたします)。

1.(前提)ライセンス取得のための実務経験の確認とVerify CPAの実務経験承認の取り付け方の確認、 ライセンス取得に向けた作戦立案 :←もっとも大事です。

①この実務経験には、いくつか要件があります。1.監査業務に限らず、会計業務、税務業務、マネジメントアドバイザリーなどの実務経験が 12 か月(且つ 2,000 時間)以上。2.ライセンス申請時より、8 年以内の実務経験であること。3.USCPA ライセンスを 5 年以上保持している方(Verify CPA)による、実務経験の認証があること、です。

私の場合は、基本的に財務・経理畑でしたので、実務経験は問題ありませんでした。

②Verify CPAですが、多くの方は、周囲に要件を満たす方がいらっしゃらないかと思います。その場合、予備校が提供するサービスを用いることになります。

③また、一連のライセンス取得までの手続きは、予備校の案内を参照しながら、基本的に自分で全て行います。意外と時間も手間もかかる手続きです。事務手続きから倫理試験の受験合格まで必要です。そのなかで、発生する金銭、時間、手間を勘案して作戦を立てましょう!

私のように、急ぎライセンス取得が必要な方は、時間と手間を買うという点で、プロアクティブ社のサポートサービスを購入するのも一考と思います(料金は直接お問い合わせください。プロアクティブ受講生以外へのサービスはWEBに掲載されておりません)。私が12月10日に4科目目の合格確認後に、約1か月後の1月3日にライセンスを取得したのは、間違いなくプロアクティブ社のサポートサービスのおかげです。しかも、2019年年末のライセンス取得はもったいないので(ライセンス更新までの期間として2019年が1年とカウントされてしまう)、12月22日にあえて1月1日以降にライセンス発給してくれと依頼しています。従って、実質はライセンス発給まで3週間程度と考えることもできます。

WA州倫理試験のID申請や再受験時のID Activate依頼に対するWA州会計士委員会のメール応答は(週末でなければ)翌日、場合により2,3時間後には返信が来ました。対応は早かったです。また、プロアクティブ社のメール対応もほぼリアルタイムで大変助かりました。なお、10%程度の確率でライセンス申請時にライセンス監査にランダムで当たることがあるようです(私は幸い該当しませんでしたが)。この場合もプロアクティブ社はサポートをしてくれるとのことです。

ライセンス取得までの一連の流れで一番難易度が高かったのは、WA州倫理試験です(と私は思っています(笑))。ここを速やかにクリアできるかどうかがライセンス取得までの時間に影響すると思います。

アビタス社の実務経歴証明書サインサポートは、サービスの立ち位置が異なり、その分料金も安いです。従って、ライセンス取得が急ぎではない方はよろしいのではないかと思います。

いずれにしても、実務要件の充足は予備校利用者の方は、予備校の無料診断にまかせるのがよいでしょう。ご自身の簡単な経歴の説明、あるいは職務経歴書を提出することで確認してもらえます。この要件を充足できることが確認できないと、どうしたってライセンス取得はできません。まずはこの点を確認することからライセンス取得手続きがはじまります。

2、3の補足は次回でアップいたします!