第31回 USCPAへの道(2020年編 Blueprints_AUD)

USCPA

<<第31回の主な対象読者>>

・USCPAのAUDを学習中の方、これから学習を始めようとされている方でAUDにはどのようなポイントがあるのかを情報収集されている方

・縁あって、このブログにたどり着いてくださった方!

<<本編>>

今回は、AUDの学習のポイントについてアップいたします。私なりのAUD学習法などは第8回でアップしていますので、ご覧ください。今回はその続きのような形ですが、学習のポイントをしぼってみたいと思います。

皆さんは、AICPAが発行しているBlueprintsをご覧になったことはありますでしょうか。見たことない方はぜひダウンロードしてみてください。URLをご紹介いします。

https://www.aicpa.org/content/dam/aicpa/becomeacpa/cpaexam/examinationcontent/downloadabledocuments/cpa-exam-blueprints-effective-july-2019.pdf

現在のBlueprintsは、2018年10月に発行された2019年7月(Q3Window)以降の試験に有効なものです。

内容はBlueprintsつまり青写真(笑)そのままです。言い換えれば、出題要領のようなものです。

予備校の教材や資料もこのBlueprintsの内容を踏まえながら、準備されていると思います。私が受講生だったアビタス社もそうです。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

したがって、予備校の教材を使用していれば、Blueprintsを見ていなくとも、結果としてBlueprintsの内容を押さえていることになります。

しかしながら、せっかくの機会ですのでぜひBlueprintsを見てどのようなことが書いてあるのかを確認してみましょう。これにより試験対策や学習のポイント把握につながると思います。

全部で102ページ、AUDだけでも約25ページあります。(当たり前ですが)全て英語での記載となっていますので、全てを読むのはしんどいです。ポイントを絞ってみてみましょう。

まずは、AUDは何をテストしているのかを述べています。

<キャプチャは、Section introduction AUD2>

そして、次に大事なのは、どんな分野をどの程度出題するのかというContent allocationです。 Area IIIのPerforming Further Procedures and Obtaining Evidenceが30-40%で最も比重が大きいです。各Areaの概要も解説されています(ここでは省略します)。

注目に値するのは、I.Ethics, Professional Responsibilities and General Principlesも15-25%と、意外にも重い比重です。Ethics関連はともすると学習でもあまり時間を割かなかったり、後回しにしがちですが(教材も後半にコンパクト記載されていたりします)、この比重を見ると疎かにはできないということです。

<キャプチャは、Summary blueprint AUD6>

また、各Content Areaの細目について、どの程度Skill levelsを求めているかというSkill allocationも開示されています。Skill allocationは下から上にいくほどより高いSkillがもとめられるということになります(一番下のRemembering and UnderstandingからEvaluationに向かうほど高いSkill)。AUDは、Applicationが30-40%、Remembering and Understandingも30-40%の比重となっており、基本的な理解と適用が重要というのがおわかりいただけると思います。

続いて、AreaIからIV(Content Area)の詳細とその要求するSkill Levelsとの対応を示したマトリクスのページが延々と続きます。

出題30-40%ともっとも比重の重い、Area IIIのPerforming Further Procedures and Obtaining EvidenceのページをみてみますとA.Understanding sufficient appropriate evidenceからG.Subsequent events and subsequently discovered factsまで5ページにわたって記載してあります。

A.Understanding sufficient appropriate evidenceでは、3つのRepresentative taskに分かれてAnalysisとEvaluationのSkillまで要求されています。例えば、監査契約中に収集した証憑の十分性や適切性を結論付けられるように評価できるSkillまで要求されています。

一方、B. Sampling techniquesでは、2つのRepresentative taskに分かれてRemembering and Understanding と ApplicationのSkillまでしか要求されていません。

<キャプチャは、Area III – AUD18>

このように眺めていくと、どういった分野にどの程度のレベルがもとめられているかがわかります。

そして、Referenceのページですが、いわば試験出題に際して参照している資料の一覧ということになると思います。まったく知らない資料が出ている場合には、目をとおしておくことも必要かもしれません。

<キャプチャは、References AUD5>

以上、Blueprintsを眺めることにより、出題範囲やその比重目安、学習で要求されるレベル感が把握できます。メリハリをつけてポイントを押さえた試験対策をするには重要な情報になります。細かく把握する必要はないと思いますが、概要を把握しておくのは有用でしょう。