第18回 USCPAへの道(ライセンス取得①)

USCPA

<第18回の主な対象読者>>

・USCPAで無事全科目合格された方、ライセンス取得について検討されている方

・縁あって、このブログにたどり着いてくださった方!

<<本編>>

さて、今回は無事USCPAの4科目全科目合格を果たした後の、ライセンス取得についてです!

ちなみに、つい先日、昨年末に申請していたワシントン州のライセンス証書がついに郵送で届きました!やはり、WEBサイトだけの確認ではなく、紙を手にしますと改めて自身がライセンス取得したことを実感します!

さて、全科目合格後にライセンスがそもそも必要か、役に立つのか、という疑問があります。ライセンス取得・維持にはそれ相応の金銭と手間がかかります。数多くの方がブログなどでその問いへの答えをコメントされているかと思います。それらの金銭と手間を上回る効能があるのかどうかです。あらためて、私なりに整理してみますと、次の3つの観点で考えるのがよいかと考えます。

  • 業務上の必要性
  • 一定の信用獲得
  • 承認欲求を満たす

業務上の必要性とは、当たり前の話でありますが、米国の該当の州で監査業務に就くのであればライセンス必須です。USCPAは日本でいう国家資格に相当しますから、監査業務上不可欠な資格です。ただ、現実、日本人の方でこれを目的としてライセンス取得を目指す方は多くはいないでしょうね。米国在住、米国在住を予定していて、監査業務を志している方が該当するくらいでしょうか。私は、ワシントン州のライセンス保持者ですがワシントン州で将来、監査業務をするつもりがあるわけではありません(ワシントン州には行ったこともありません(笑))

 一方、日本の監査法人では監査業務にあたり日本国公認会計士だけではなく、米国公認会計士であっても受け入れているところがあると理解しています。私は、あまり詳しくはありませんが、米国基準を採用している会社への監査業務対応でしょうか。この場合も業務上の必要ということになろうかと思います。これに該当する方は多いと思います。

 業務上の必要性があるなら、ライセンス取得に議論の余地はありません。

一定の信用獲得は、多方面に効能が大きいと思います。そもそも、USCPAはライセンス保持者ではないと名乗れません。名乗れるとは、例えば履歴書や名刺に記載するということです。全科目合格者でライセンス不保持の方は、試験全科目合格者として名乗れるだけです。

 転職などを検討されている方が、履歴書に記載するには試験全科目合格であれば十分で、USCPAである必要はないと思います。ライセンス有無を問われているわけではないので、知識レベルを説明するには十分な効能です。また、社内の昇任昇格試験や異動人材の検討にあたっても同様に十分な効能だと思います。

 但し、名刺にUSCPA全科目合格者と記載する方はあまりいらっしゃらないと思います(笑)(虚偽の記載には該当しませんが)、ライセンスを取得してUSCPAと記載しておくことは、ビジネス上の最初の出会いでは相手からの信用獲得の効能は大きいと思います。それは、USCPAには、ビジネス界で共有されている一定の理解があるからです。たとえ会計に詳しくなくとも、名前くらいは聞いたことがあるでしょうし、なんとなく英語ができて会計もわかるのだな、とイメージしやすいでしょう。会計業界の方なら猶更です。このあたり、日本以上に海外ではその認知、理解がありますので、自身を説明してくれる客観的な測りとして、信用獲得に大きく貢献してくれることでしょう。

 信用の獲得は、かかる金銭と手間(投資とみます)に対するリターンとしては目に見えにくい場合もあるかもしれません。ここはプライスレスで、ご自身の仕事や環境などに応じたご自身の判断だと思います。私の場合は、投資に対するリターンは大きいとみています。信用の獲得により、キャリアアップ、キャリアチェンジ、スムーズなビジネス遂行やビジネス拡大、これらがリターンとして期待できるかどうかで考えてみるとよいと思います。

承認欲求を満たすとは、卑小なことに聞こえるかもしれませんし、アドラーの視点からは否定されるべき事項かもしれませんが、おろそかにはできない一面だと思います。したがって、付属的なリターンと整理できると思います。

 ひとは自身の頑張りに対して、やはり他人から認められたいものです。承認欲求が満たされることで、モチベーションアップにつながります。ライセンス証書を受領し、そこに自身の名前があるだけで気持ちが前向きになります。初対面の方に、USCPAホルダーなんですね、って一言言われるだけでも誇らしい、明るい気持ちになると思います。それだけのために、金銭と手間をかけるのか、というとそれだけではやや投資が大きいかもしれません。ここも個人の判断ですが、付属的なリターンといえるのではないでしょうか。

 以上から、多くの方は、上記2番目の一定の信用の獲得を期待し、付属的に3番目の承認欲求を満たすことを期待するということになるかと思います。

 次回は、具体的なライセンス取得手順(私の場合ワシントン州)をアップいたします!